頭の後ろ側が痛い、、、そんな時に押すツボ「足通谷」
9月に入りました。
例年に比べると、9月に入ったのに中々気温が下がらないという事がないので、先月に比べるとまだ過ごしやすいですね。
しかし、まだ緊急事態宣言が継続して出されているので、感染予防は十分に気をつけて過ごしましょう。
本日、ご紹介するツボは、「足通谷(あしつうこく)」です。
足通谷は、足の太陽膀胱経の66番目のツボで膀胱経の榮水穴になります。
足通谷の取穴部位は、足の第5趾、第5中足指節関節の遠位外側陥凹部、赤白肉際に取ります。
足の小指の外側の付け根の少しへこんだ部分にあるツボです。
足通谷の名前の由来は、「通」は、通りすぎること、「谷」は陥凹部を指し、足の経気が通りすぎるところという意味からこの名前がつけられました。
足通谷の効果効能は、頭痛やのどの調子を整える際に使うツボになります。
前回、ご紹介した束骨と同じように、足通谷を刺激すると後頚部、後背部の筋緊張を緩和してくれるため、後頭部痛が発生する原因となる後頚部の筋緊張の緩和→動脈の圧迫の緩和につながるので症状の軽減へとつながります。
また、めまいや鼻血の症状にも効果を発揮してくれます。
ただし、鼻出血は、別の原因の場合があるので中々止まらない場合や連続して何日も出てしまう場合などは耳鼻咽喉科の受診をお勧めいたします。
足通谷のツボを押す際は、押したい側と同じ手の親指の腹の部分を当て、垂直に当たるように押していきます。
3秒かけて圧を加えていき、3秒かけて圧を抜いていくのを左右それぞれ10回繰り返して押しましょう。
家庭灸や温灸で温めてあげるのももちろん効果的です。
ツボの位置が近いのに違う効果を表すときもあれば、前回の束骨と今回の足通谷のように同じような反応・効果を示すこともあります。
これも先達たちの研究の成果ですね。
気温が35度を超えるような日はなくなってきましたが、まだまだ暑い日が続きます。
マスクを着用しての生活も変わりませんので、熱中症には十分お気を付けください。
それでは、また次回(^^)/
バイバイセコー